【実録】銀行口座を差押えられたときのお金の行方と、今からできる3つの対策

ある日突然、銀行口座がゼロになった日

ある日、いつも通りネットバンキングを開いたら、残高がゼロになっていました。

本当に、背筋が凍る感覚です。

「え? 昨日まで入ってたよな?」と頭が真っ白になりながら取引履歴を見ると、

見慣れないカタカナの文字――「サシオサエ」。

その瞬間に理解しました。

あ、やられた。

口座を差し押さえられたんだ。

ここから先の話は、

**「10年以上、借金と滞納を放置してきた僕の実録」**です。

「こうすれば合法的に逃げ切れる」というマニュアルではありません。

むしろ、**「同じことを繰り返さないために、どこでちゃんと立ち止まるべきか」**という話として読んでほしいです。


差し押さえられたお金は基本的に戻ってこない

まず知っておいてほしいのは、これです。

一度差し押さえられたお金は、基本的に二度と戻ってきません。

僕はこれまでに何度も、

  • 銀行口座
  • 給料
  • 自宅の家財

を差し押さえられてきましたが、

自分名義の財産が戻ってきたことは一度もありません。

法律上も、

  • 正式な手続きで差し押さえ → 配当・充当されたお金は原則として取り戻せない仕組みになっています。

(※第三者の財産を間違って差し押さえた、差押禁止財産だった、などの“明らかなミス”のケースは別。これは別記事で書いています)

【実録】差押えされた家財を取り戻すまでに僕がやったこと|市役所とのやりとりと必要書類

だからこそ大事なのは、

「差し押さえられる前に何ができるか」

差し押さえられたあと、これ以上生活を壊さないためにどう動くか」

の2つです。


借金と税金では、差し押さえの仕組みが違う

銀行口座の差し押さえといっても、

  • クレジットカードやカードローン、消費者金融などの**「借金」**
  • 住民税・国民健康保険料などの**「税金・社会保険料」**

では、ルールがまったく違います。

借金(クレカ・カードローンなど)の場合

民間の金融業者が銀行口座を差し押さえるには、

大ざっぱにいうと次のステップが必要です。

  1. 裁判(支払督促・訴訟など)で「勝つ」
  2. 判決や仮執行宣言付き支払督促などをもらう
  3. その書類をもとに、どの銀行の、誰名義の口座かを特定したうえで裁判所に差押えを申し立てる

つまり、

裁判を通さない限り、借金だけでいきなり銀行口座を差し押さえることはできません。

裁判をする場合、裁判所から必ず自宅に書類が届きます。その記憶がなければ、まず突然差し押さえをされる事はないでしょう。安心してください。

税金・国民健康保険料の場合

一方で、国や自治体などの公的機関は別ルールです。

  • 国税徴収法
  • 地方税法

などに基づいて、

裁判を経ずに、行政処分として差し押さえができる

仕組みになっています。

僕自身の体感としても、

  • 借金 → 裁判は来るけど、口座はなかなか押さえられない
  • 税金・国保 → 口座を変えても、転職しても、しつこく追いかけてくる

という違いがありました。

なので、

借金と、税金・国保を両方滞納しているなら、優先して向き合うべきは「税金・国保」です。

 借金の差押えと税金の差押えの決定的な違い【自宅に入れるかどうか】


僕が実際にやった「口座を守るための行動」

ここから話すのは、当時の僕がやっていたことです。

正直、グレーどころか限りなくブラック寄りの動きもあります。

「おすすめの方法」ではなく、**「そういう逃げ方をし続けた結果どうなったか」**という文脈で読んでください。

1. 差し押さえされた口座は「捨てる」

一度差し押さえられた口座は、

その後も再びターゲットになりやすいです。

  • 給料の受取
  • クレカの引き落とし
  • 公共料金
  • 家賃

など、すべて別の口座に切り替えました。

できれば別の銀行、少なくとも別支店にしておいたほうが安全度は上がります。

同じ銀行・同じ支店・同じ名義だと、

金融業者から見て

「一度差し押さえた実績のある口座」

として、再度押さえやすいと感じたからです。

2. 「どこの銀行を使っているか」をむやみに教えない

銀行口座を差し押さえるには、

  • 銀行名
  • 支店名
  • 名義人

などの情報が必要です。

これが分からなければ、民間の金融業者が差押えをするのはかなり難しい。

実際、僕は10年以上借金を放置しましたが、

自分から口座情報を渡した相手以外に、新しい口座を差し押さえられたことは一度もありません。

もちろん、これは**「だから口座を隠せばOK」**という話ではありません。

個人情報を不正に集めることは金融機関にとって大きなリスクですし、

金融庁の監督のもとで法律違反をすれば、一発で業務停止もありえます。

だからこそ、

逆にいうと「あなたが教えた範囲でしか、相手も動けない」

という側面がある、という程度に理解しておいてください。

3. 税金・国保に対しては「逃げ切れなかった」

ここまで書くと、

「じゃあ、国にも同じように隠せばいいんじゃないの?」

と思うかもしれませんが、国・自治体相手には話が別でした。

  • 3〜5年ほど、国民健康保険や住民税を滞納
  • 口座を変えても、転職しても、結局は見つかる
  • 一番お金が入っている口座をピンポイントで差し押さえられる

という経験をしています。

おそらくですが、

  • 住民票や各種届出
  • 給与支払報告書
  • 口座振替の情報 など

いろいろな行政情報をもとに、

どの銀行・どの口座を使っているかを把握する仕組みがあるのだと思います。

ここは素人がいくら工夫しても勝ち目がありません。

少なくとも僕には無理でした。


「入金されたらすぐ引き出す」という自衛

もう一つ、当時の僕がやっていたのがこれです。

給料などの入金があったら、できるだけ早く全額を引き出す

銀行口座の差し押さえは、

  • 銀行の営業時間内に
  • 差押えの通知が銀行に届き
  • その時点の残高が凍結される

という流れで進みます。

僕の経験上、

  • 営業時間外に突然ゼロになったことはない
  • 差押えが入った日は、「朝は残高あり → 夕方見たらゼロ」みたいな動きが多かった

ので、

「入ったらすぐ抜く」という動きで、少なくとも民間の借金からは生活費を守ることができていました。

もちろん、これも**「綺麗なやり方」ではありません。**

  • 支払うべきものを先送りにしているだけ
  • 元本は減らず、利息だけが膨らんでいく
  • どこかのタイミングで必ず限界がくる

という現実は変わらないからです。


僕が本当に言いたいのは「逃げ切り方」ではない

ここまで読むと、

「なるほど、こうやって逃げればいいのか」

と感じた人もいるかもしれません。

でも、僕が一番伝えたいのはそこではありません。

「逃げ続けると、確実にもっと大きなものを失う」

ということです。

利息の仕組みは「逃げるほど不利になる」

たとえば年利15%のカードローンで100万円借りたとします。

  • 年間の利息:15万円
  • 毎月2万円返しても、1年で24万円払って「元本は9万円しか減らない」

こういう世界です。

放置すればするほど、

  • 元本はほとんど減らない
  • なのに生活はどんどん苦しくなる
  • 「少しずつ返してるから大丈夫」という錯覚だけが残る

という沼にハマります。

僕が失ったもの

僕は10年以上、この沼を放置しました。

その結果として、

  • クレジットカードが持てない
  • 自動車ローンも住宅ローンも組めない
  • 事業資金を借りることもほぼ不可能
  • プライベートでも、結婚・家族・住まいの選択肢がかなり狭まった

という状態を、自分で作ってしまいました。

もし20代の頃にちゃんと自己破産していたら――と、

本気で後悔しています。

  • 今ごろ普通にクレジットカードを使っていたかもしれない
  • 事業を拡大するときに、銀行からお金を借りられたかもしれない
  • もっと早く、普通の生活に戻れていたはず

だからこそ、

「逃げ方」ではなく「ちゃんと終わらせる方法」を知ってほしい。

という気持ちで、このブログを書いています。


自己破産・債務整理という「ちゃんと終わらせる」選択肢

借金問題には、大きく分けていくつか選択肢があります。

  • 任意整理(利息をカットして、元本だけ分割で返す)
  • 個人再生(条件付きで元本を大幅圧縮して返済する)
  • 自己破産(原則として、ほとんどの借金をゼロにする)

※それぞれ条件やリスクは違うので、詳しくは専門家の記事や公式情報を見てください。

共通して言えるのは、

「何年も利息だけ払い続ける」より、どこかで一度きちんとリセットしたほうが、長い目で見て圧倒的にラクだということです。

僕は10年逃げ続けた結果、

  • その間に払った利息
  • 失った時間と選択肢

を考えると、正直ゾッとします。


今のあなたに、まず伝えたいこと

もし今この文章を読んでいるあなたが、

  • すでに銀行口座を差し押さえられた
  • これ以上、どうしたらいいか分からない
  • 毎日の督促や不安で、頭が回らない

という状態なら、

今日やってほしいことは1つだけです。

「専門家に相談する予約を入れる」

だけ。

  • 弁護士事務所
  • 司法書士事務所
  • 法テラス など

ほとんどのところが、初回相談は無料〜数千円でやっています。

相談しただけで強制的に手続きが始まるわけではありません。

  • 相談して、
  • 今の状況を数字で整理してもらって、
  • 「自己破産なのか、任意整理なのか、それとも別の道があるのか」

を一度プロと一緒に見てもらうだけでも、かなり気持ちがラクになります。


まとめ:口座を守るより、「自分の人生」を守る

ここまでの話をまとめると、こうです。

  • 一度差し押さえられたお金は、基本的に戻ってこない
  • 借金の差押えには裁判が必要だが、税金・国保は行政処分でいきなり来る
  • 口座や就職先を変えれば、一時的に借金の差押えを避けられることもある
  • でも、それは根本解決ではなく、利息と不安を先送りしているだけ
  • 本当に守るべきなのは「銀行口座」ではなく、「これからの人生そのもの」

僕は10年逃げ続けた側の人間です。

その上でハッキリ言えます。

逃げ続けるより、早く終わらせたほうが、確実にラクです。

この記事が、「逃げ方」ではなく

「ここで一回ちゃんと向き合ってみようかな」という一歩につながれば嬉しいです。

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